2009年1月22日木曜日

遠路ようこそ

東京からすごい人がギャラリーに見えました。
クラシックカメラの大家で、世界中の珍しいカメラをお持ちの方です。
私も古いカメラに興味はありますが、どちらかというとガラクタの類ですが、この人のものは50年前でも100年前のカメラでも立派に動き、フィルムも入れて写りも確認されています。
私の場合は、写ることよりもメカの面白さで終わってしまうため、世の中ではジャンクといわれるものを拾ってきて、動かないことをいいことに、すぐドライバーを持ち出し、ばらばらにしてその当時の材料やメカニズムの工夫を眺め、作った人の心意気や時代背景を勝手に想像して楽しんでいます。(この後、カメラが満足な形で復元することはまずありません!)
 このように書くといかにも時代考証をしているように感じられるかもしれませんが、まるで勝手な想像で、そのカメラの製造年月すら確認しているわけではありません。プラスねじが使われていないから年代は多分50年以上前なのだろうなんてものです。
せっかく大家にお越しいただいたのに、カメラの展示は殆んどなく、ちょっと期待を裏切ってしまったような気もしますので、これからは少しガラクタも並べてみたいと思いはじめました。
時々クラシックカメラで撮った写真を拝見させていただく機会がありますが、カラーフィルムなんて全くない時代のカメラできれいなカラー写真がとれ、意外なほどシャープな線が出ているものが少なくありません。カメラが家一軒よりも高価で、限られた人の持ち物の時代の製品はそれなりに作られていたのだといつも感心させられます。
話が大変回りくどくなりましたが、ご来場ありがとうございました。機会をみて蔵シックカメラの写真展もさせていただければ楽しみだと心待ちにしております。

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