2009年1月21日水曜日

車が売れない

今、乗っている車はマツダRX-8とスバルR2です。
もともとが普通でないものに興味があり、唯一無二のエンジンを積んだRX-8を選びました。
ロータリーエンジンは夢のエンジンとして登場しながら、今世界中で販売されている車の中でマツダのこの車だけとなりました。
レシプロエンジンと違って、コンパクトで出力が大きく、震動が少ないなど大きなメリットがありながら燃費が良くないという問題で幅広く利用されることがないようです。基本的に大きな可能性がありそうでも解決できない課題が多くどうしても主流にはなれないようです。
主流になれないから、研究する要員も開発費も少なくますます時代に乗れないのが現実のようです。
乗ってみると、ビューンと高回転までストレスなく回る醍醐味は走らせていてうれしくなりますが、低回転時はなぜか、不安定な震動が出ますし、街中をとろとろと走ると点火プラグがかぶってしまって始動困難になったり、回転が上がらなくなったりすることを、大変稀ですが経験しました。当然ですが燃費も低下します。
癖の多いエンジンですが回っていること自体が不思議なことですし、RX-8の車体の作りもあり、思う方向にすいすい曲がる運動性能は他の車では経験できない楽しさを持っています。こんな車を作った人に敬意を表しながら手放すことができません。
もう一つのR2も軽自動車の中では珍しい4気筒のエンジンと、全輪独立懸架の足まわりで軽自動車らしくない雰囲気を出してくれます。特にパワーがあるわけでも、飛びぬけて静かなエンジンではありませんが、その走りの味には十分満足しています。この車は4気筒のエンジンを積んでいるくせに燃費は十分満足できるものです。
RX-8と走りを比べるのは意味のないことで、それぞれに満足しています。
楽しい車はなかなか他の車に乗り換えてみようとは思わせないもので、いい車を作ったばかりに新しい車が売れないとは、難しい課題ですね。

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