2009年11月25日水曜日

松山国際写真集団展

 11月ももうすぐ終わりになりそうです。いろいろとやりたい事、しなければならない事がたくさんありながらあまり芳しい成果はありません。
 12月1日からは私の所属する松山国際写真集団の写真展が愛媛県美術館で始まりますが、未だに出展作品ができず、泥沼状態です。今までにない新しい挑戦をしてみたいという大それた夢を持ちながら出てくる作品は代わり映えしないばかりか、今までの作品の方が余程まともに見えるものばかりです。
 いらいらしながら毎日を過ごしていると一ヶ月があっと言う間に過ぎ去り、秒読み段階に入って来ました。一度はこれにするぞと決めたテーマもどうにも整理できず、結局適当なものでお茶を濁しそうです。またいつものパターンに終わりそうです。
 今までも大したことができたわけではありませんが今回挑戦してみたいと思ったことは「何気ない日常に頑張る自然」のようなもです。テーマに沿いそうに思える写真を格納したフォルダーを何度も見ているとどれもつまらなく見えてしまいます。
 とうとう、展示前日になりました。
 ここまで来ればあきらめの境地です。見慣れた写真でも人並みには見えるでしょう。ただ、見せ方で工夫をしてみるとにしました。
 同じような絵でも見せ方で結構イメージが変わるものです。額に入れるだけでも作品らしく見えるものです。
 今回は一枚の写真を18枚に分割して小さめの額に入れてみました。適当に間隔をあけて眺めると家の中から窓を通して外の風景を眺めるような雰囲気ができました。
 今回はここまでです。

2009年11月15日日曜日

カレンダー展

 とうとう本格的な冬がやって来たようで、南国松山でも木枯らしの吹く季節になってきました。今日は松山国際写真集団の最終日ですが、寒さのせいか例年より来場者が少ないのが残念です。
 ギャラリーアーツビレッジでは先日から来年のカレンダーを作って展示しています。毎年、撮りためた写真の中から使えそうなものをピックアップしてカレンダーを作って仲間内で希望する方にお分けしています。
 カレンダーに使うカットは毎日見ていても見あきることが少なく、何となく気持ちよくしてくれそうなもので、季節感を表せるものが欲しいと探すのですが、欲深い希望に合うものは多くはありません。撮った時の季節とは多少異なった時に合いそうなものはあまり気にしないで使っています。
 昨年までは花の写真を多く使っていましたが、今年はネタ切れということもあり、各地の観光写真のようなものも取り入れてみました。あれもこれもと欲張って写真を集めているうちに、12か月一種類だけでは物足らなく、3種のパターンを作ってみました。
 アーツビレッジのある松山をテーマとしたもの、全国の風景を集めたもの、地域にとらわれないで面白そうなものを集めたものと欲張ってしまいました。
 今年、あまりにも欲張ったの゛来年からガス欠を起こしそうですが、よろしかったらギャラリー二階へ展示していますのでご覧ください。

2009年11月6日金曜日

いつもの銀座

 東京へ出るといつものコースが有楽町にあります。
 写真のギャラリーがいくかあり、駆け足で巡るにも大変楽しみな場所です。私が行くルートはリコー、ニコン、キャノンのギャラリーです。以前はコダックやフジフィルムのギャラリーも楽しみだったのですが、引っ越してしまってさびしくなりました。
 今回リコーのギャラリーは東京の町を撮った集団の展示で様々な作品が並んでいました。優秀な作品の選定もありましたが、なるほどと思える見ごたえのある作品が選ばれていました。合同の作品展で順位を付けようとすると、何を基準に評価するか難しいところで、どうしてこれが一番であちらが二番なのか唸ってしまうことが少なくありません。撰者の見方が普遍的であるべきなのですが、ものの見方はかなり違いがあり有名といわれる先生でも難しいのではないでしょうか。
 ニコンサロンはモノクロの地域の風土を追ったものでちょっとアンダー気味の仕上げで写真らしさを感じさせられました。
 キャノンは対照的にゴルフの有名選手を追ったもので大判のいかにもプリンター出力らしい発色の大変華やかな雰囲気の中にさすがと思わせる構成のカットがあり、楽しく拝見できました。
 それぞれが違った視点でまとめられていて大いに参考になり、興味のわく銀ブラでした。

2009年11月5日木曜日

東京モーターショー

 ここ20年以上、毎回見ている東京モーターショーへ今回も行きました。
 このところ低下傾向の入場者でしたが、今年は一段と閑散としたした感じで、海外メーカーの出展が大幅に減少し、空いたスペースが目につくのは余計に寂しさを感じさせます。
 私の10代、20代の頃には自動車は夢から現実になって来た時代で、新しいモデルが出るたびに驚異と憧れに満ちていました。今の自動車は移動する道具であり、実用的な条件さえ満たせれば、あまりこだわりを感じることがなくなってきました。私の住むような地方都市では車は無いと不便なのですが、壊れないで安全に走ってくれればなんでもいいような思いになってきました。
 今回の自動車ショーでは電気自動車が降って湧いたように大賑わいです。電気自動車は作るのはそれほど難しいものでもなく、100年前の自動車創世期にも電気自動車がありましたし、終戦後の混乱期にも日本では燃料不足で電気自動車が走っていました。
 電気で走らせることは難しくないのですが、電気を貯めることは大変なことで伝統的な鉛電池では重量の割に大した距離が走れません。石油の供給が安定してくると、ガソリンエンジンの実用性が決定的に有利で電気自動車の利用は一定の場所を走るフォークリフトのような限定された用途に限定されていました。
 その問題の電池がノートパソコンの電池の発展などで高容量で実用的なものが現実になっきました。電気の利用方法もブレーキの時のエネルギーを回収し効率よく使うことで、より長距離を走ることが可能になり電気自動車の実用的な可能性が出てたようです。
 とは言え、電池は大変高価で十分に走れるだけの電池を乗せると簡単に買えるような値段ではなく、実用性は当分ガソリンエンジンに追いつけるとは思えません。
 今回の電気自動車の拡大は話題が先行して、すべてが電気でなくはとならない現実性はしばらく難しいと思えます。当面はいかに燃料の利用を効率的にできるシステムの競争が続くのではないかと思いながら見てきました。