2010年3月7日日曜日

りこーGR BROG写真展

 私のブログは日ごろ何となく思い付いたことを、気軽に自分のメモのつもりで書き留めていますのでよそ様に見ていただくにはあまりにも勝手な項目があります。
 公開するには気が引けのですが、中には面白がって見ていただいてご意見をいただく事があり、公開するのも無意味ではないかとオープンしています。
 ブログに写真は付き物のようで、多くの人が楽しい写真を張り付けてありますが、私の場合、自分でギャラリーを運営していて写真には少なからず縁がありますがいざ何かお見せしようとすると悩んでしまいます。
 ほとんどの場合何かを書き始めて初めて話題がはっきりしてくるようなものですから事前に話題に合った写真をとっおく事は無理というものです。それでも、何かイメージが連想できるものはないかと、パソコンのファイルをかき混ぜて貼り付けることが少なくありません。
 ブログの写真には作者のセンスが直接伝わるような目的や主題の明確な写真が多く、無理にアートをしようとするような力が入っておらず見ていてもほのぼのするような気楽に見えるカットが多いようです。しかし、中にはよくこんなものを探したものだと感心するよ決定的な瞬間というのも少なくありません。
 リコーのギャラリーではそんなBROGに見せた写真展をしていました。季節の自然や、行事や、家庭などそれぞれのテーマで分類されて展示されていましたが、見ていて楽しくなるものがほとんどで、いつも回りくどく苦悶し続けている私には大きなアドバイスをいただける写真でした。
 写真は自分が気に入った物をそのままシャッターを押せばいいのです。リコーのGRはシャッターを押すだけでこんなに奇麗な色の写真が出来上がるのです。と見せつけられました。
 本当にシャープな解像度と切れのいい色を出していました。きれいな色なのですが、ありにもデジタルの鮮やかな色に少し圧倒された感じで、もう少しやさしい色使いもありがたいなと思いながらエレベーターに乗っていました。

2010年3月5日金曜日

写真展  「ニライ」  銀座ニコンサロン

 以前はニコンサロンとキャノンギャラリーは近い場所にあり急いでいる時にも便利で、楽しいスポットだったのですが、なぜか同じ銀座でも離れた場所になりちょっと不便になりました。
 ライバルどうしでも、近い方が、双方とも来客数は多くなると思うのですが、いろいろ事情があるのでしょう。
 今日は沖縄から南の東南アジアの国々で撮影されたものです。私のその場所からの印象は底抜けに明るいおおらかな世界をイメージしますが、今回の染谷さんの作品は子供の死とその送葬を取り上げたもので、かなり考え深い作品です。私の最も苦手な世界でじっくり拝見するにも気が重くなります。
 一枚、一枚どんな生活のどのような背景のもとにこの写真になっているのかとか、その社会背景、もっている宗教など私には難しすぎます。
 出てきた写真は奥深い表現しているせいか、独特の色を感じます。このような写真にはモノクロ写真を使って意志的に独特の雰囲気を感じさせようとしたりするものですが、カラーでリアルな表現しておりより難しい面が少なくなかったのではないかと思います。
 このような写真の面白さは分かるのですが、一般性、大衆性など考えるとどれだけ受け入れてもらえるか難しそうな面を感じてしまいます。いろいろ難しい状況は少なくないでしょうが、これからもさらに切り込んで考え深い作品を見せて欲しいと応援をしたいものです。

写真展 銀座キャノンギャラリー

 東銀座の地下鉄駅を出てすぐの場所にあるキャノンのギャラリーへは機会を見つけてはのぞいています。ショールームも兼ねていて新製品を見つけて楽しむこともあります。
 今回はサーキットを取り巻く様々なドラマを撮影したものでした。さすがに手慣れたプロカメラマンだと思わせる普通では撮れないカットが少なからずあり、隅々まで楽しめました。
 私は車のメカにどうしても興味を持ってしまって人よりも機械へ目が行くのですが、サーキットで行われる様々な感動を捕まえて見せてくれ、なるほどと唸らせるシーンばかりです。
 写真はカラーで撮影されているのでしょうが、写真のプリントはモノクロにして一部だけをカラーを残している表現方法です。
 この表現は自分の思いを具体的に表現でき、より印象深い作品に出来るのではないでしょうか。しかし、写真隅々にまでなかなか見ごたえのあるパーツが少なくないのですが、どうしてもカラーの部分に目が惹かれ全体に目が行かない恐れがあるのは残念です。説明とか記録とかという写真の意味合いよりもいかに感動を与えるかアートとしての説得力を重視する表現なのかもしれません。
 昔の銀塩フィルムの世界ではこのように一部をカラーで残そうとすると現像所に細々とお願いしてつくるしかなかったのが、デジタルの世界では素人でも比較的簡単にできるようになり、いろいろ試し印刷することを経済的に楽しめるようになりました。
 技術だけを見られると、プロとしての違いが出しにくい難しい時代に入ってたのではないでしょうか。