2009年2月25日水曜日

いつも見ている松山の風景

 以前から写真のクラブでお世話になっているF子さんが個展の準備中です。
 3月5日から2週間の予定で当ギャラリーR2Vで開催予定ですが、なかなか味のある写真を撮られています。
 街中の何気ない風景をチョンチョンと切り取り、いともあっさりと撮影されていますが、上がった写真はどこか魅惑的な雰囲気を持っています。撮影の時も露出だライトだなんてまるで気にしている様子はないし、プリントもお気に入りの写真屋さん任せで特に手を加えている様子はありません。
 背景の処理がいいとか、画面の構成がしゃれているとか、理屈は別にして、何となく見とれてしまうものになっています。
 すばらしい風景の場所に出かけ間違いのないアングルの場所にしっかりとカメラを据え、光線の決まった瞬間を撮ると、それだけで立派な写真ができるでしょうが、いつも見慣れた何気ない場所をサラリと切り取るとさわやかな雰囲気が出てくるのは個性としか言いようのないものがあります。
 感性で捕らえるのは何故か女性がお得意なようで、そこにはいつも衣装や化粧などにずっと神経を使っている日常の努力が現れているのかもしれません。自分の姿にはまるで無頓着な私自身のことを考えると、まともなアート遊びなんてとんでもないのかもしれないと反省してしまいます。

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