2009年6月29日月曜日

音のイメージ

 オーディオ遊びをしていて、真空管とトランジスタ(FETやICなどの半導体があります)で作られたアンプには大きな違いがあるように言われます。
 柔らかい音だとか硬い音、さわやかな音、重い音、軽い音、元気な音、かすんだ音、冴えた音、どちらがどんなに面白いのか、楽しいのか、いいのか悪いのか、なかなか理解に苦しみます。
 ただ大きく言える事は真空管のアンプはトランジスタのアンプに比べて消費電力が大きいことは確かです。トランジスタで作られたアンプでも能率の悪いものもありますが、一般的には真空管のアンプはあまり効率のいいものではありません。
 それでも、真空管のアンプを愛する人は少なくないばかりか、増えているのではないかと言われています。もうとっくに消えていたかと思ったら、最近は専門のお店も増えているという話です。
  こんな話を聞いていると、写真の世界のフィルムかデジタルかカメラの趣味のこだわりが感じられそうです。プロの報道の世界では完全に近いほどデジタル化 されているようですが、最後までフィルムにこだわっていたアマチュアカメラマンの世界も私の回りを見るとどんどんデジタルに移行し、街のカメラ屋さんでも フィルムの現像処理をしてくれないところも出てきそうです。
 オーディオの世界では抽象的な表現が大変多い世界で、なかなか断定的なことが言えま せんが、カメラの世界でもフィルムにはディジタルでは表現しきれない 色や雰囲気があるという話も少なくありません。 私も最近はデジタルばかり使っていますが、フィルムカメラも興味だけはあってフィルムを入れるのですが、 いつまで たってもフィルムが入ったままで、賞味期限の終わりそうなものばかりになって焦り気味になっています。だからといって気合を入れて何をとるのがフィルムカ メラに向いているのか考えるとなかなかシャッターが押せなくなって、写真が撮れなくなってしまいました。
 デジタルはオートホワイトバランスで勝 手に昼も夜も合わせてくれますが、フィルムは使ったフィルムの特性に合わせた写真を考えるのが面白い世界とも考 えるのですが、では何を取れば一番素敵な世界なのかますます難しくなってきます。そんな面倒なことを考えないでシャッターを押すべきだと思うので すが、今度はフィルムの値段、現像の費用、プリントの費用など写真までの効率を考えると真空管で音を聞く以上に懐のことを考えてしまったりとなかなか前に は進めません。
 デジカメで一気に何百枚も撮りまくることに慣れてしまうと、一枚一枚で出来上がりを想定ながら露出や構図やタイミングなどを考えるということをしないで、出来上がったものを見ながら考えようなんて無責任な撮り方になっているような気がします。
 たまにはフィルムカメラで真剣勝負のような撮り方をすること自体に意義があるようにも思えてきました。

2009年6月26日金曜日

電池で動く真空管


 このところ真空管オーディオに足を引っ張られていますが、もう一つ真空管アンプがあったことを思い出し久しぶりに鳴らしてみました。
  このアン プは1.5Vの乾電池で動くゲテモノ的な真空管アンプです。ゲテモノと呼ぶには失礼かもしれませんが、かなり風変わりなことは確かです。真空管というと反 エコの代表的なようなもので、ヒーターを赤々と灯らせ、触れないほど熱くなることだけでも無駄というものかも知れません。
 しかし、このアンプに 使われている真空管はまだトランジスターが一般的になる前、電池で動作させることを目標に作られたものでヒーターも電池で動き、外からは電気が入っている かどうかわかるほど光もしないし、暖かくもなりません。何十年も前に作られた真空管なのですが、出版社の学研が買い集めてアンプのキットとして売っている ものです。
 真空管はヒーター電源だけでなくプレートには高電圧をかけて電気信号を増幅させる動作をさせます。この高電圧は乾電池の1.5Vから 作っているようです。ただ、キットの説明書にはどのようにしてどの程度の電圧を作っているかなどの説明はありません。非常に興味のある話なのですが。
  電池で動作させているアンプですからパワーなどは大変か細いもので、ちょっと大きな音を出そうとするとすぐ息切れが感じられますが、強力なアンプでパワー のある音を聞いた後、お耳直しに室内楽などなど鳴らすと不思議とほっとする雰囲気を出してくれます。パワーが少ないだけでなく、周波数特性も狭い貧弱なも のですがさっぱりとした味わいは食後のレモンティーの雰囲気です。
 写真にも重厚な説得力のものもあればなんとなく息抜きが感じられるものに魅力を感じるときもあります。目的によって取り分けられるセンスがあれば楽しいですね。

やっぱり壊れた

 むかし昔、飛行機の機内に備えられているカタログに小さなヘリコプターが載っていました。キーエンスという電子機器の会社が作った精密な模型ですが、小 さな癖にかなり高価で、ポケットマネーで買うにはかなり気合が必要で欲しいと思いながら決断ができず、飛行機に乗るたびにカタログを見ていました。 
 室内で飛ばすにしても結構テクニックが必要で油断するとすぐ壊れてしまうという話を聞いて、あまり運動神経の得意でない私には高い買い物につきそうで躊躇しながら時間が過ぎていました。
 最近、中国製の玩具ヘリをよく見かけるようになりました。あの時の機内誌で見た価格の30分の1以下のびっくりするような値段です。制御できるチャンネ ル数やヘリのローターの構造も簡単になっていて高度なコントロールはできそうにありませんが、見かけは結構立派なのでバーゲン品を買ってしまいました。
 買ったものは少し以前に発売された日本製のメインローターがひとつでテールローターとバランスを取りながら飛ばす、多少本物に近い形をしたものです。よ く見かける2つのメインローターでバランスを取っているものは構造が簡単で安定しそうに見えますが、いかにも玩具のように見えて飾っておくには本物に近い ものがほしくなりました。
 しばらく飾っていたのですが、やっぱり飛ばしてみなくては値打ちがないと思い電池を入れて飛ばしてしまいました。狭い部屋で飛ばしたので部屋のあちこち にすぐぶつかって落っこちるのですが、予想していたよりもずっと頑丈でしばらく楽しめました。少し慣れてくると結構コントロールもできるようになってきた のですが、何度もぶつけているとついにメインローターが外れてしまいました。ローターも機体も無事なのですがローターシャフトのプラスチックの爪が折れて しまいました。非常に小さい部分でローターの回転を伝えるには壊れても仕方がないと思えるものでした。
 しかし、部品の形を少し変えればもう少し強いものにもできそうで、設計の考慮が足りないのではないかと恨めしく思ったりもしました。
 そのうち強力接着剤で直せないかとも思っていますが、しばらくは部屋の飾りとして眺めるだけのことになりそうです。

やっぱりおかしい

・・・・このページはあまりにも技術的ですので読んでも楽しくないと思います。・・・悪しからず

 真空管も使ったトランジスタアンプのノイズ対策をした後、満足しながらいろいろとCDを聞いていました。
  静かなピアノ曲を聞いた時、どうしても耳に突く音があります。フォルテの音は結構な迫力が出て興奮してくるような音が出るのですが、ピアノのピアノ の部分になるとピアノの余韻にどこか耳障りな余韻が付いてくるのです。トーンコントロールがおかしいと考えいろいろと触っていたのですが、しばら く聞き続けるうちにどうしても落ち着かなくなってきました。
 トーンコントロールのVR付近を触ってみても根本的には解決しないので、ついに回路基板を引っ張り出して、回路構成から見てみることにしました。
  眺めていくうちに、唖然とするようなことがわかりました。真空管はST管とMT管が2本づつ使われており左右のCHで一本づつ使われていると見えていま した。真空管の外見からどちらも双極管のようで、どんな回路だろうと思っていたのですが、実際には2本のST管は整流管でオーディオの仕事はしていませ ん。MT管は12AX7に類似のもののようですが、回路パターンを眺めていると双極管のくせに片方しか仕事をしていません。それもカソードフォロアーとし て理解に苦しむような使い方をしています。
 それに変わって基板には2個のICがくっついていて、こちらがフラットアンプとトーンコン トロールアンプになっていました。その後にトランジスターによ るパワーアンプが付いていて、結局このアンプは90%以上のトランジスターアンプのようです。妙な寄生発振をしていそうな回路はICの信号回路配線を長々 と引き回しているせいではないかと、プリアンプ部分を抜いてしまうことにしました。ただ、真空管の回路を抜くのはこのアンプの趣旨を根本から否定すること になりそうなので真空管のカソードフォロアーだけ残して配線変更してしまいました。少しゲインが少なくなりそうにも思ったのですが、試すことにしました。
  結果は雲が消えて晴天になったと言いたいのですが、どうもまだ霞がかかっているようです。元気なジャズでも鳴らすと楽しいのですが、しっとりとした室内 楽やバロック音楽はもうひとつすっきりしません。パワーアンプにも欠陥があるようですが、それを考え出すとケース以外すべて否定することになるのでしばら くは遠目に見ながら付き合ってみることにします。
 それにしてもこのアンプは余程真空管にこだわりたかったようで、いかに真空管をムーディーに見 せるか気を使った設計になっています。真空管をきれいなアクリルパネ ルを通して見せています。シャーシーもゴールドカラーに木目の側版で飾られています。そのアクリルパネルも青色のLEDの透過照明で光らせているのにはびっくりです。ワインでも楽しみながらムードジャズに酔うには ぴったりの雰囲気を出しています。どうせ真空管は見世物なら、LEDを使った光るだけのものにすればエコの時代にでも合いそうに思いました。このムードを 作るだけでも買った価格に見合う値打ちはありそうだと思うことにしました。

2009年6月23日火曜日

自宅は広い世界

 以前鉄道模型ジオラマのビデオDVDを送っていただいたお宅にお邪魔してきました。
 ビデオに撮影されたジオラマを拝見してきましたが、そのつくりの精緻さ、さまざまなアイディアは事前の予想を上回るものでした。実際の質感にこだわった草原やトンネル、町並みなど表現されていますが、その神経の使われ方が伝わってきました。
  同じようなジオラマで市販されたものを以前購入されたそうで、拝見させていただきました。それは雑誌や新聞に広告が出ていたものを見て私も欲しくはなり ましたが、高価でとても買えなかったものです。それは確かにうまくできているのですが、彼の作ったものと比べるまでもなく単純で平面的な印象にしか見えま せんでした。市販の品物は単独でみればそれなりに立派なのですが、隅からすみまで神経の行き届いた手間のかかったものと見比べるとその差は歴然としてきま す。
 絵にしても、建築にしても、宝石にしても良し悪しは並べてみるとその差は明確に出てくるものだとあらためて感心してしまいました。
  自分で設計し作ったものだけに、自分のお気に入りの列車がきちんと納まるようにレールのレイアウトもできていて、他のさまざまな列車を走らせるには合わ ない部分もあるそうですが、自分のもっともお気に入りの部分にだけフォーカスを合わせるということは、写真の世界にもぴったり当てはまりそうです。
 ジオラマはビデオに撮られた作品だけでなく、奥さんのお気に入りの風景をまとめたものも製作されていてさすがと納得しました。
 しばらく遠ざかっていた鉄道の話をいろいろとさせていただきながら、鉄道模型だけはふみこめそうもないと悟りながら帰ってきました。

立派な外観の真空管アンプ

 私の友人に真空管アンプのとりこになって、キットを製作したり、いろいろな真空管を差し替えたりどんどん楽しみが拡大している人がいます。私もずーーと 以前に真空管を使ったアンプや無線機を作ったり、壊したりしていた時期があり、興味がないわけではなく、ついつい話が盛り上がっていました。
 最近何気なくインターネットオークションを眺めていると大変安価な真空管アンプが目に付きました。立派な形をしている割に安価になのですが、あまり買う人が現れません。無理なく買えそうな値段なので、なんとなく入札しておいたら、あっけなく落札になっていました。
 商品が届いて実物を見ると大変立派な顔をしています。真空管も確かに付いています。出力管らしきものも複合管になっていてプッシュプルになっているような雰囲気です。早速電気を入れてみると、真空管のヒーターが灯りそれらしい雰囲気を出しています。
 最初はちょっと雑な音でしたが、エージングというほどでなく2時間もすると落ち着いた音になり、かなり迫力のある音が出るようになりました。
  しかし、しばらくいろいろな音楽を聴いていると何か気になる音が感じられるようになりました。トーンコントロールの付いた珍しいアンプなのですが、トー ンコントロールを触るとノイズが出ます。音にもこのトーンコントロールの癖が乗っているような感じです。つまみに触るとハムのようなノイズが出ます。
  どうしても気になり早速ドライバーを持ち出し中身を見ることにしました。空けてわかったことがこのアンプは純粋の真空管アンプではなくトランジスターの 出力段を持つアンプらしいことだとわかりました。出力トランスも付いていません。かっこよく光っている真空管はただの飾りかとも思ったのですが、回路を眺 めているといろいろ配線されていて、どうもトランジスタのドライブ回路にでも使われているようです。
 だから、皆さん買わないのかと思い直しました。
 ノイズの原因はトーンコントロールボリュームのアースの不備のような気がしてきました。配線を直したりいろいろ試験しているうちに分かったのが、ボリュームの取り付けねじの締め付けが足りなかったことでノイズを拾いやすくなっていたようです。
  ここまで2~3時間遊びましたが、よくぞこんなアンプを商品として作ったものだと感心してしまいました。経済的にも出力トランスが無い分安価にできるか も知れませんが、とても私の払った金額で作ることは難しいと思いますし、こんな回路を考えるにもかなり経験と試験が必要で今の日本で作るのは難しいだろう と思いました。
 自動車でも見よう見まねでハイブリッドや電気自動車を作ってしまう国の現状が見えてきました。さまざまな挑戦をしていると次々と 技術の本質が見えてきて 新しいことが実現できそうです。いろいろと細かいことには問題が残っていても挑戦する意欲がすごいと、今の日本が心配になるほど考えさせられた製品でし た。
 アンプの音は払った金額からだけでなく、なかなか立派な音でピアノが一回り大きくなったような雰囲気で鳴っています。

2009年6月22日月曜日

緑を撮る

 今年の四国は水の大変少ない年になってしまいました。

 早めにやってきたような真夏の太陽が照りつける毎日ですが、そんな時木陰があると気分的にも爽やかな感じがしてきます。太陽の強い光をさえぎるだけでなく、緑の木の葉は心身ともに落ち着かせてくれるような気がします。
 今日は待望の雨が少しだけ降ってきました。もう少し降ってほしいという願望は差し置いて、葉っぱに水玉が光って宝石のような輝きを放っていました。
 こんな緑の葉陰を写真に撮れないかと努力してみるのですが、普通にカメラに収めると緑のかたまりが写っているだけであまり感動は沸きません。葉脈が生き生きと見えるように撮ろうとするとどうしても逆光で写し撮る必要があります。逆光で普通に撮ると緑の葉は真っ黒になるような露出補正が働いてしまって期待通りになりません。葉の色を出すためにはかなりの露出のプラス補正が必要で1EV以上の補正でも足りないことが少なくありません。プラス補正を行うと全体的には真っ白になってしまってバランスが悪くなるときもあります。
 逆光で真っ黒になる部分を補正するにはフラッシュを光らせる方法もあります。カメラによっては逆光を検出すると自動的にフラッシュが光ってくれる場合も少なくありません。人物などの記念写真ではフラッシュによる補正は有効なのですが、葉っぱの精細な葉脈を捕らえたい場合にはフラッシュは平面的な映像を作ってしまって逆効果になる場合も少なくありません。
 どのような画面を期待するかで、さまざまな取り方が楽しめるのが緑の撮影だと思います。撮ったらすぐ液晶画面で確認できるデジカメは大変便利なシステムです。

 明日も雨が降ってくれれば少し楽しんでみたいと思っています。

2009年6月19日金曜日

プリントして

 写真クラブの仲間がほとんどデジカメになってしまいました。
 女性軍は従来のシステムからなかなか新しいカメラへの移行を躊躇されていたようですが、すぐ見直すことができて、何枚シャッターを押しても費用のかからない経済さや、小型のカメラでも結構きちんと写ることなどデジカメを使い始めるともう手放せなくなるようです。
 本当に手軽にシャッターが切れるようになったため、今までだと撮らなかったようなものまで目を向けるようになってなかなか面白いシーンを見せていただけるのですが、その見せ方がカメラの液晶画面をいろいろとめくって、どうですと言われることが大変多くなりました。
 フィルムの時代だとLサイズの同時プリントから始まっていました。その中から面白そうなものを選んで見ごたえのするプリントが生まれてきたのですが、今のデジカメでは液晶画面から前に進まないことが大変多くなってきたような気がします。
 特に携帯に内蔵されたカメラではほとんどプリントされないのではないでしょうか。
 エコの時代にはぴったりですが、写真をアートとして見るには何か物足らない感じがしてなりません。ほとんどの方はプリンターもお持ちですから、簡単に以前よりも大きなプリントもできるはずなのですが、なかなか見せていただけません。
 液晶の小さな画面から大きなプリントへ変わることで表現のスケールがまるで変わって新しい感覚が見えてくると思います。メモリーの小さな空間に閉じ込められたままにしないでいろいろなサイズのプリントすることで広い世界へ発展して欲しいものです。

2009年6月16日火曜日

いつまで電池は持つか

 旅行に出かける時、カメラの電池がいつまで持ってくれるかいつも不安が付きまとうものです。以前のカメラはかなり電池の消耗が激しく、どっさり予備電池を持って出かけたものでした。しかし、最近のカメラは驚くほど長持ちするようになってきて、1個の電池で2~3日の撮影なら十分動いてくれるようになってきて大変楽になってきた。
 しかし、私のような間抜けにはいつまでも動いてくれることに慣れて充電を忘れ、一番肝心な時に電池が無くなって非常に悲しい思いをすることがあります。
 いつも、電池を一杯にしておけば安全だと、毎回出かける前に充電していると、充電したはずなのにすぐなくなってしまうことが始まってしまいます。特に小型の充電電池は電池の寿命が短いように感じてしまいます。現在のカメラではほとんどの電池がリチウムイオン電池と言われるものになっており、充放電回数は300回以上可能で、継ぎ足し充電も可能な理想的な電池と聞いているですが、300回よりずっと少ない充電で使用不可能になるような気がしてなりません。
 リチウムイオン電池は過充電や過放電には弱いようで、放電している電池をさらに充電するような使い方が続くと寿命が短くなっていくようです。このようになると電池がどんどん膨れていき触っただけでこの電池は持ちそうにないと感じられるようになります。
 最近、こんな電池をかなり放電させたあと、もう一度充電すると腫れが引き、電池の元気が出るような現象を経験しました。
 過充電になってイオンがかたより電池のケースを膨らませた状態になると電池の内部抵抗が大きくなって、本来の機能は残っているのに電気を取り出せないような現象が起きているのではないかと想像しています。
 大変難しい話になってきましたので、ここらで止めますが、電池はできる限り使い切ってから充電することが重要だと思えます。過充電になった電池は放電して使えばより有効に使えそうなのですが、電池を放電させることはなかなか難しく、過放電をさせるとさらに電池の寿命を低下させることもありそうですので、なかなか難しいテーマのようです。
 電池を心配しないで使えるようになるのはまだ先のことも知れません。これぞという時には予備電池が重要かもしれません。
 (その電池も利用環境が異なるような使い方をするのが望ましいように思います)

2009年6月15日月曜日

次の石垣島では==自己流メモリー事故対策

次に石垣へ行く時は離島めぐりをしたいとか
リゾートホテルに連泊してのんびりと三線の練習するかとか
いろいろ思いながら
やっぱりあのすばらしい海の色を記録したいものだと
今回の反省をしています。

今度行くときにはどうすれば安全か、メモリーの事故が起こりそうな場合を考えています。
(これはあくまでも私の頼りなげな自己判断ですので極めて信頼感の乏しい話ですが)
・まずメモリー容量一杯まで使わず、日毎とか、イベント事とか、余裕を持って使う。
(フィルムを買って現像していたことを思うと今のメモリーは本当に安い)
・メモリーアクセス中は絶対に抜き差ししない。電源を切るなり、安全な抜き取り操作を行うこと。
・まずメモリー容量一杯まで使わず、日毎とか、イベント事とか、余裕を持って使う。
(フィルムを買って現像していたことを思うと今のメモリーは本当に安い)
・重要だと思うファイルは早めにパソコンやCDなどへバックアップしておく。
・メモリーは無くさないよう、メモも付けられるケースへ収めておく。
・信頼のおけるメーカーのメモリーを利用する(永久保障といっても代替の商品を提供される程度で、もう一度撮影に出かける旅費までくれるものではない)。と言ってもどんなものが信頼できるのか私には分からない。事前に使って確かめることくらいしか思いつかないのも事実。
・おかしいと思ったメモリーはそこで利用を中止する。そのままならツールを使ったリカバリーが出来る可能性は大きい。
・絶対にはずせないシーンは複数のカメラで撮っておく。
・マイクロSDをアダプタを使って他の形式のメモリーとして使うようにアダプタを使うことは事故の可能性が高くなる。接点は手で触れたり、水滴などを付けないよう注意する。
 私はマイクロをミニに変えそして標準のSD変換した後、CFのアダプタで変換してカメラに使っていることもあります。いろいろと流用が効き大変便利なのですが、信頼性が大幅に低下することは計算しなくても理解できます。
・カメラの電池が消耗しているときは要注意、データ書き込み中に止まったら事故の可能性が高い。
 くたびれた電池は消耗が激しく、カメラが電池低下を判断して終了動作を始めても作業が終わらないうちに電気がなくなるかもしれない。

など等を整理してみましたが、どうも基本的なものしか思いつきません。
分かってはいてもなかなか基本に忠実に出来ないのが私のいつもの状況です。
電池のことは以前から肝心なときに電池切れになることや、早い時期に充電が出来なくなることが少なくなく最近思いついた実験をしましたので別の機会にまとめます。

2009年6月14日日曜日

石垣島が見えた


 注文していたメモリー復活ツールが届きました。
 ツールによってはUSBの先につないだメモリーしか対応できないものもありましたが、今回選ん だツールはパソコンメモリーソケットへ差し込んだSDカー ドも直接アクセスしてくれました。結構高速でアクセスしているはずですが、2GBのメモリーをすべてスキャンするにはかなりの時間がかかるもので起動して ファイルが現れるには2時間ほどもかかってしまいました。あまりに長いので、一度は途中で止めてまじめに仕事をしているのか確認したほどでした。
  説明書も海外の製品の輸入版らしく親切な日本語になっていなくて、全くの初心者がこれを読んで本当に使えるのか疑問に思えることが少なくありませんでし た。カタログやWebの宣伝にはいかにも親切で万全のように書かれているのですが、本物の説明書はどうも物足らないのはこの製品に限ったことではありませ ん。ちょっと愚痴が出るほどでした。
 しかしツールそのものはすばらしくきちんと起動をすればすべてのファイル(全体にどれだけあったか定かでは ありませんが?)が見事に再現されました。お まけに削除したファイルも現れてさすがだと思わせてくれました。これを見ると単に削除やフォーマットしただけのメディアでもデータはきちんと再現されてし まうので機密文書の廃棄にはそれなりの作業が必要だと改めて認識することになりました。
 石垣島の画像は実際に見たより綺麗な海がプリントされてより強烈が感動がよみがえってきました。映像の記録は頭に覚えた感動を倍加させてくれ、旅をより楽しくさせてくれるものだと思い直しました。

メモリー復活方法

 メモリーの復活方法についてWebの検索を行うと、沢山の方法が出てくるものです。
 一番手っ取り早いのはメモリーやハードディスクなどのメ ディアを復活を仕事にしている会社へ送ってデータを取り出してもらう方法がありそうです。これだ とうまくいった場合は費用を支払い、できなければ当然費用はかからないというものです。費用はメモリーの大きさにもよりますが1万円から上が一般的な額の ようです。
 もう一つの方法はリカバリーツールを買って自分でデータを取り出すことです。データを復元するツールもいくつか販売されていて、それ ぞれ自分が一番いい と宣伝されていて選択には迷ってしまいます。出来ればリカバリーツールにフリーソフトがあればいいのですが、なかなか見つかりません。
 リカバリーツールを試したために何らかのデータが残っているメモリーを壊したり、とんでもないウィルスが入ってしまうことがあると大変なのでフリーソフトを試すにも綿密な判断と勇気が必要になってきます。
  今回はリカバリーツールのメーカーが提供している試供版でどの程度復元が可能か試せるものがいくつかありましたので、複数を試してみました。全く認識で きなかったメモリーでもツールではファイルが確認できることが分かり、認識できるファイル数の多そうなツールを買ってみることにしました。
 夜中に起き出して、いろいろと調べていましたが、ツールの発注までこぎつけたのは2日目の夕方でした。調べればいろいろなことに興味を覚えてあちこちと寄り道をすることになりました。
 ツールの価格もネットでいろいろと調べて安くて信頼できそうな店に発注しましたが、このころにはメモリーのリカバリーはなんとなくできそうだと思えるようになって来ました。
  メモリーにしてもハードディスクにしても記憶媒体そのものが破壊してしまうと容易に読み出せませんが、データを読み出す目次にあたる部分が破壊しただけならば、デー タの実態は残っているはずですから、メモリーの中身をしらみつぶしにたどっていけば読み出せる可能性は大きいことになります。
 メモリーのアクセスでは実際のデータを書き込みながら必ず目次部分を書き換えていますが、目次を書き違えてしまうと、実際のデータのありかが分からなくなって読み出し不能になってしまいます。こんなことを考えながらツール選定をしていました。

石垣島から帰って


 石垣島へ2泊3日の小旅行をしてきました。
 天気も良く、海の見えるリゾートホテルにも満足し、1日はレンタカーで巡った島内のコーラルブルーの海岸に感激して沢山たくさんシャッターを押してきました。
 帰りの空港では「メモリーが一杯です」というメッセージが出てくるほど撮りまくっていたようです。
 自宅に帰り、旅の感動もさめぬうちにプリントしてみようとパソコンにメモリーを差込み読み出そうとすると、ファイルの半数程度しか読み出せません。残りのファイル名は表示されますが、画像は出て来ません。
 いらいらしながら他のパソコンで確かめてみようと、パソコンから抜いて別の機械へ入れると今度は全くファイルが見えず、「フォーマットしますか?」とメッセージが出てきてしまいました。
 先ほどまで画像をプレビューできていたカメラ本体に差し込んで見ても「このメモリーは使えません、フォーマットしますか?」と出てきます。
  旅の感激もカメラのおかげでさめてしまってイライラが拡大するばかりです。以前にもメモリー一杯に書き込むとトラブルが起きることを何度か経験したのでメ モリーはできるだけ、早めに交換して安全を期するべきだと自覚していたのですが、こんなときにメモリー破壊をやってしまったと後悔が募るばかりです。
 まさかフォーマットするわけにも行かないので、メモリーにできるだけアクセスしないようにメモを貼り付けて隔離し、対策がないか考えることにして寝てしまうことにしました。
 すばらしい景色は目に焼きついているのだから旅の思い出をじっくりと楽しむのもいいではないかと思うことにして寝ようとするのですが、寝つきの悪いことはなはだしく夜中に起き出してWebの中から対策を探してみることにしました。