2009年3月9日月曜日

梅津寺撮影会

 今度の土曜日は梅津寺パークの撮影会です。
 オープンしたのは昭和38年とかで松山近郊の我々にとっては当たり前のような存在で、長年親しまれて来た遊園地が今月15日完全に終わってしまうと言うニュースを聞き、それでは最後の思い出を撮りに行こうと話しがまとまりました。
 撮影会は14日土曜日と言うことで計画していますが、最終の無料開放日となり、かなりの混雑が予想され、どこかへ集合と言うことも難しくなりそうです。
 それらしき人を見つけていただければ集まっておしゃべりでもしたいですが、まずは写真に残そうと言う方は午前10時から、満足するまで撮影していただければと考えています。
 面白いカットが撮った後(撮れなくても他人がどんな写真を撮ったか見るために) 今月25日18時30分からR2Vに持ち寄っていただき、皆さんで報告会を予定しています。
 その中から、自薦、他薦で選んでいただいたものをR2Vで展示する予定になっています。作品の良し悪しなどは気にしないで、如何にそれぞれの個性で撮ったか、撮れたか話の種になれば楽しいと考えています。
 私の場合、如何に人様がシャッターを押しそうにないかを狙って遊ぶことにしていますので、いつも悪評ばかりですが、それも趣味の世界の面白いところだと考えています。
 当日は一楽カメラマンが女性モデルをお願いしてあるそうですから、興味のある方はぜひ挑戦して素晴らしい作品を狙ってください。

2009年3月7日土曜日

おしゃれな2Lサイズ

 Fさんの写真展が始まりました。 2Lサイズの小柄なプリントした写真をなんとなく眺めていても面白いと感じるのですが、写真を正方形の端正な額に入れてR2V(アーツビレッジ)の白い壁に並べると、予想以上にしゃれた雰囲気になりました。
 もともとFさんの撮る写真は日頃見慣れた何でもない風景の中から、おしゃれなカットを見つけて関心させられるのですが、整然と展示すると、その姿が一段と映えてきます。写真は展示してみなければ面白くないと言えそうです。
 小さめの写真は全体の構成が一目で入り、全体の雰囲気をつかむことが基本になります。写っていることが何かよりも、色や形のリズム感や構成のバランスなどぱっと見た時の印象が大切だと思います。
 私のような欲張りは、一つのカットにあれも入れたい、これもちょっと入れておきたいとついつい多
くの物を持ち込もうとしますが、すべてをそぎ落として見せたいものだけに絞り込むことはこのような
小型の写真には特に大切だと改めて思い直しました。
 展示を眺めながら、どうしてこのような雰囲気ができるのだろうと、勝手に理屈を考えましたが、面
倒なことなど考えないで面白いか、面白くないか見る人の気持ちでストレートに鑑賞すればいいではないかというのが結論でした。

2009年3月3日火曜日

路面電車

 昔の友人から路面電車のビデオが届きました。
 私の町の松山の伊予鉄道の路面電車と藤沢、鎌倉を走る江ノ電のビデオです。どちらの電車も町の中をゴトゴトと走って地元の人の足として活躍しているものですが、見ていて何故か楽しくなります。ビデオの編集の力でなく、路面電車の魅力がそうさせているのではないでしょうか。
 地下鉄と違って目の前を走っているので、常に親近感がありますし、乗り降りも道路を歩いてそのまま気楽に利用できますから非常に身近な感じがします。
 日本では路面電車は珍しいものとなって限られた町しか見られなくなりましたが、今からはもっともっと活躍してもいいのではないかと思います。
 これからの老齢化社会でも沢山の階段を上ったり降りたりする必要もなく、今どこを走っているかも常に分かる便利さと安心感があります。ゴムタイヤの自動車と比べて鉄の車輪で走る電車は格段にエネルギー効率が良くエコロジー社会には優等生ではないでしょうか。
 スピードが多少遅いところはありますが、これからの時代、そんなに急がない、もっとゆっくりした時代を迎えたいものです。

写真展でまた勉強しました。

 ギャラリーの穴埋めのような自分の写真展が終わりました。
 自分の勝手な自己満足の個展を試みましたが、勝手な写真展はそれ以上のものにも、それ以下にもならなかったようです。
 もともと何を撮ったか分からない写真ですので、他人が見て理解しがたいのは確かなのですが、それでもいくつかの反響はありました。大半の人には素通りされたような感じですが、それは想定の範囲と言えばそれまでなのですが、内心ではもう少し驚いてくれないかと言う期待があったのも事実です。
 多少説明をすれば一応聞いてはもらえましたが、それ以上の反応が得られることはほとんどありませんでした。
 一部のアート好きには面白がってもらえたり、テクニックに興味のある人にはどんな過程でこの絵になったのか感心を示す人はありましたが、大多数の人には(多数と言うほど来場者はなかった!)「こんなものを作って何が面白いの?」と言うことが口には出さないのですが、顔には出ていました。
 私の率直な感想と言うと、勝手な写真と言えども他人様を感動させたり、興味を沸かせる何かが必要で、適当に並べるだけではもう一つ説得力がなかったのは事実でした。だからもしももう一度挑戦するとなると、今以上に何かを見つける必要がありそうです。じゃ、それが何かと言うのは今の自分では応えられませんが、これからの課題として頭の中にとどめておきたい気分です。今回の成果はこの何かが足りない、何かが欲しいと言うことが残りましたが、これが大きな成果だと思うことにしました。

2009年3月2日月曜日

クラシックカメラの写真展

 銀座でクラシックカメラの愛好者の皆さんの写真展を見てきました。
 100年以上前のカメラもありますが、写真だけ見ているとそんなに古いカメラで撮ったとはとても思えません。クラシックカメラだからその当時は、感度の低いモノクロフィルムを使っていた時代です。カラーフィルムはまったく考慮されていなかったはずなのに立派にカラーが再現されています。きちんとモノクロの映像が撮影できるということはすべての光に対して正確な映像を結ぶことが基本なので、モノクロ写真がシャープに取れることはカラーも正確に撮れることにつながることになるのでしょう。
 レンズは確かとしても、現在市販されているフィルムが使えないものが多く、いかにフィルムを調達してセットするか様々な工夫が必要で、展示されている皆様の工夫と苦労は大変なものではないかと思います。
 露出も、シャッターもピントも自動などあるわけなく、ダイヤルに刻んである数値で正確に動く保証もなく、一枚を撮るにもかなりの時間が必要となり、何枚も撮っておくことも困難で、瞬間のシャッターチャンスを狙うことは非常に難しいものではないでしょうか。ろくに確認できないファインダーで画面の隅々まで確認することなど不可能でしょう。
 だからこそ、様々なアイディアを出しながら立派な作品を残された時の醍醐味は格別の楽しさがあるでしょう。作品のその裏に隠された様々な苦労を想像しながら拝見するといっそう興味深いものがあります。