2010年1月14日木曜日

オーディオラボ


 ギャラリーを整理して、一目見て素敵な空間だと思えるようにしないと誰も来てくれないだろうと思いながら、ギャラリー内の空間はオーディオと古いカメラに埋め尽くされそうな感じになってきました。
 今日こそ片づけるぞと思いながら、「このCDはどんな音で鳴るかな」と思った瞬間に、楽しい音と反比例して雑然とした空間にどんどん変化していきます。
 ちょこと鳴らすと「なかなか面白い」と体が興奮して来ると、あのデッキにこのアンプで鳴らすともっと面白そうだ。スピーカーはあっちの方がいいだろう、、、なんて始まってしまいます。
 最初に「つまらないCDだな」と思っても、もっと楽しい音で聴かせてくれる組み合わせがありそうだなどと、他の機材を探し始めてしまいます。
 なかなか良くなったじゃないかと自己満足に浸っていて、ふと現実の世界を見回すととんでいもない雰囲気に変わっています。足の踏み場も、ゆっくりとコーヒーを楽しむムードもなくなっていて我ながら唖然としてまいます。こんな流れは今に始まったわけではないので本人は平然としていますが、多くの皆様に楽しんでいただこうと開いたお店では許されそうにありません。でも、お客様の中にはもっともっと試してみようじゃないかとけしかけ、もの好きな方も少なくありません。どんどんとひっくり返ってお客様(そんな人は店の収益にほとんど寄与しないのが難しいところ?!)が楽しそうに帰って行った後の整理には気が遠くなるほどです。
 ギャラリーでなく実験室(ラボラトリー)だと割り切ればこれでもいいでしょうか。

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