2009年8月15日土曜日

LED照明

 以前からいろいろと実験していたLED照明をギャラリーでの利用に拡大することにしました。
 設置するLED照明器具はすべて自分で組上げたランプユニットを使います。世の中にはLEDを利用した電球ユニットが販売され始めていますが、まだ大変高価なものや、明るさの足りないものなど、私の利用できるものがなかなか見つからない現状です。
 そこで、自分でLEDの単体を買って、AC100Vで効率よく光らせるユニットを作成することにしました。小型のLED1個を光らせる電流 は20mA程度ですが、その時の電圧は3.0V位から3.4Vくらいまで微妙に違いがあります。100Vの電圧に合わせるには40個程度を直列に接続する とほどほどに光ってくれますが、いつも電圧が変化している交流電圧で点灯させると光っている時間は数10%程度しかなく効率の悪いものになります。そこで まず直流に変えるためダイオードブリッジを使って整流します。整流した後、コンデンサーで完全な直流にすれば一番効率よくなりますが、部品が増えコストや スペースが増え面倒なので私は整流した脈流状態でLEDを点灯させています。
 使うLEDの特性により何個を直列にすれば最も適正な電流が流れる か決まるのですが、組上げながら電流を測定すると、かなりばらつきがあり、その時の温 度によっても変化してきます。できたときはうまく動いていても使っている間に不都合が起きる場合もあります。そこで適正な電流以上は流さないため以前は抵 抗を使って電流制限してましたが、抵抗のロスも少なくないため微妙な判断が必要でしたが、最近は電流を制限するダイオード(CRD)が手軽に利用できるよ うになってきたため、私はこのCDRを利用するようにしています。
 現在照明の主流に使っているのはハロゲン電球ですが、LEDを40個組み合わ せたものは少し暗くなりますが、何とか代替できる程度までは光るようになり ました。これをハロゲン電球の代わりに取り付けるの自作では一番頭の痛いテーマでソケットにぐるぐると差し込めるようにするにはなかなか難しい工作が必要 なので、現在はソケットに電線を接続して給電しています。光としては実用に近づきつつあるのですが、実際に取り付けるための工作がこれからの大きな課題と なっています。
 ハロゲン電球は1個50W前後なのですが、LEDをうまく使うと3W程度なので、かなり節電効果(CO2削減)がありそうで、今後大いに増やして行きたいと期待しています。
 現在のギャラリーR2V(アーツビレッジ)ではまだ50個のランプのうち5個を変えただけですが、一度ご覧いただき、いろいろアドバイスがいただけないものかと希望しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿