2009年8月28日金曜日

いい写真、好きな写真

 ギャラリーでお客様のお話を聞いているとどんな写真がいいのかいつも話題になります。
 写真だけでなく、アートの世界では様々なコンテストがあり、優劣を争うことが沢山あります。その結果で喜んだり、落胆したりと様々な人生が生まれるようです。
 皆さん、我こそはと力が入っているだけに結果に納得いかない場合も少なく無い様で、何10年も昔のコンテストの結果が出てくることもたびたびです。
  感覚的なものが大きく左右するだけにスポーツのように結果がはっきりと判断できるものではありません。優劣を判断する審査員は多くの経験を積み、大変研 ぎ澄まされた感覚の持ち主の方たちですので、世の中全体から見ても納得のいく結果を出されていると思います。しかし、人それぞれの感覚はあるもので、それ ぞれいいと思うものも多少の違いが出るのは仕方がないかもしれません。
 あちこちの展覧会を拝見しても、ご指導の先生の方針が色濃く出ている場合も少なくないように感じられるのは興味深いものです。
 個展をされる方は、来場される人の意見には大変ナイーブで、いろいろと褒められるとうれしくなりますが、思いもしない意見が出ると大きく落胆して一日落ち込んでしまったなどと言うことも少なくありません。
  コンテストにはほとんど出せるものがない私には、いつも自分勝手な判断で、自分が好きならいいじゃないかと、納得して楽しんでいます。他人様のご意見は できるだけ素直に受け入れるようにはしているつもりですが、ご意見はご意見として、やっぱり自分はこれが好きなんだと居直ることも少なくありません。
  ただ、最初に見たときには絶対いいと思っていたものでも、自分の家の壁に貼って毎日見ていると「どうもつまらない絵だなあ!」と後悔するものも少なくあ りません。自分の感覚もその時々で変わってしまうようなので、今はしばらく見ていても納得できるものがいいのではないかと考えることにしています。
 他人がどう判断しようが、自分でいいと思うものを大切にして次のステップに向かって楽しい世界を作っていきませんか。

1 件のコメント:

  1. こんばんは、伊達です。明日が休みなのでチョットパソコンの前に座りました。アンプ改造の記事など楽しく拝見させていただいています。写真の記事も、いいですね。私も小さな写真で参加させていただこうかなどと思い始めました。MyHomePageはまだまだですが面白くなってきました。なにもものになっていない多趣味も困ったものだと思っています。まあ、気取らずにやって行きます。

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