2009年8月19日水曜日

テストチャート

 ギャラリーの照明をLEDでできないかと頑張っているのですが、普通の白色と言われるLEDを使うと、色温度が7,000°K以上の白と言うよりも青白いと言われる感じの発色をします。
 蛍光灯でも昼光色と言われるタイプのものはかなり青白い色で照明する対象物によっては自分の表現したい雰囲気とは違う感じになり、違和感を感じることは少なくありませんが、LEDはさらにとげとげしいような雰囲気を感じることがあります。
 いろいろな対象物を照明しながら、白色ではなく赤色や黄色のLEDを混合して照明するとどうなるだろうとか実験しています。
  そんなことをしている様子を見た、印刷を仕事にしている方からカラーテストチャートを頂きました。様々な色を刷り込んで、印刷の仕上がり具合を確認する ものです。印刷は受け取った原稿をできる限りそのままの形で伝える必要がありますから、様々な色を組み合わせたテストチャートで厳密に調整する必要があり ます。
 美術館などのギャラリーでは作品のもつ雰囲気を性格に表現すると同時に、作品が紫外線などで変色したりすることがないような考慮をした光源を使っているようです。
  アーツビレッジでも正確な表現のために全ての色をバランスよく持った光にする必要があるとは思うのですが、現在使っているハロゲンランプにしても正確とは 言えません。ただ、白熱ランプは比較的やさしい雰囲気の光を出すため好意的に受け入れてもらえます。LEDでハロゲンランプの雰囲気は難しいでしょうか ら、LEDを効率良く使った上で不自然さがなければいいのではないかと考えています。
 いくつかの色味の違ったLEDランプユニットを用意しておき、照明する対象物によって一番好ましい雰囲気と思えるように使えると理想的ではないかと考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿