松山国際写真集団の今月の例会へ出席してきました。
出席者がそれぞれの作品を持ち寄り、出席者全員が相互にいろいろとアドバイスを行います。
この集団は、各個人の個性を発揮することが狙いのようなところがあり、それぞれの作品に対し意見は出しても絶対的な評価をすることがありません。一つの作品でもある人は絶賛したのに、別の人は目にも留めなかったなんてことは珍しくありません。
先日の会員の個展でも地域で有名な写真家の方達に見ていただいたら、作者本人の思いとまるで違った評価が多く、ある程度予想していたとは言え、戸惑いを隠しきれない様子でした。
アートは見る人の価値観が違えば違えばまるで評価の異なってくることが当たり前で、最後の評価は自分ですればいいのではないか、自分で決めるしかないと考えています。
作品を判断する基準ではぱっと見て引き込まれるような印象の強いものや、しばらく見ているうちに様々なイメージが沸いてきて、いつまで見ていても飽きな いもの、何かクイズのようなもの、いかにも努力して撮影したもの、珍しい記録、自分のあこがれている人や情景など考えれば様々な形態が浮かんできます。憧 れの作家が撮影したカットと同じようなシーンの中にいてもなかなか思うような作品にならないのは不思議なことですが、当たり前かもしれません。
私自身でセレクトの基準にいつまでも自分の部屋に飾っておきたいシーンというものがあります。その基準で選ぼうとすると自分の作品が決まらない日々が続いてしまいます。
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