2009年7月16日木曜日

スピーカーエッジ


 アンプの現状を調べるためにネットオークションを調べていたら、スピーカーの交換用エッジが販売されているのが目にとまりました。
  確かに高価 なスピーカーでもエッジが破れているだけでタダ同然で売られているのを見たことがあります。修理に出せばコーンの交換もできることは聞いていましたが、結 構費用がかかり新品ユニットへの交換やシステム全体の購入になってしまうようです。エッジの交換を自分でできるとなると興味が湧いてきます。
  エッジはスピーカーのコーンが自由に振動できるように非常に軽くてやわらかい材料で、なおかつ振動したときに変形してはまともな音が出ませんし、さらな振 動したとき異常な音が出るようだとスピーカーとしてまったくの失格になってしまいます。スピーカーを構成するパーツとしては大変重要なものですが、10年 程度で朽ちてしまうものが少なくありません。
 しかし、エッジが部品として販売されておればその交換に一度は挑戦したいと思っていました。
 そんな事を考えているとき、JBLの小型スピーカーでエッジがほとんどすべて朽ち落ちているものを見つけてしまいました。
 これは最高の材料だと手に入れて挑戦しました。部品として販売されているエッジは本当にぴったりで糊付けしなくても使えるのではないかと思えるほどでした。
 ただ、ボロボロになった古いエッジはあちこちにニチャニチャとくっつき、きれいに剥がすのは大変なことでした。すべてを取ろうとすると逆にコーンをいためてしまうことになるかもしれないので、ほどほどのところであきらめて新しいエッジを貼り付けることにしました。
 交換でもっとも大事なことはボイスコイルがどこかに接触しないよう、完全なセンターを合わせることですが、エッジがかなりな精度でできているようで、そのまま素直に貼り付ければ何の問題もなく動作できました。
 こんなに簡単にできるのならもっとやってみたくなるほどでした。ただ、小型のスピーカーはコーンのずれる範囲も少ないのであまり失敗することがなさそうですが、口径が大きくなるとどうなるか、不安がないわけではなさそうです。
 さて出来上がったスピーカーは結構まじめなスピーカーでアンプの癖がそのまま出てくるようです。今まで気にならなかった特性が如実に現れてきて、またまたアンプやケーブルの挑戦が始まりそうです。オーディオ病が広く、深く進行していくようです。

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