2009年7月10日金曜日

真空管で鳴るアンプがやってきた



 真空管で飾ったトランジスタアンプと遊んでいるうちに本物の真空管アンプが気になり始めました。
  ネットを探すと本当にたくさん出ています。 ネットオークションでもかなり安価なものから、とても買えそうにない高価なものまで千差万別です。音を聴くのが目的のアンプをネットだけで買うということ も疑問を抱かないわけではありませんが、安価なものだと買って確かめて見ようと気楽な挑戦に誘惑されます。また不要なガラクタが増えてしまうという現実を 忘れてついつい入札をしてしまいます。
 今回は実際にどの程度で取引されているかという現実を調べることもせず、まさか買えないだろうと思った値段を入れてしまいました。しかし、オークションの終了で落札できましたとメールが届きました。
 驚き、あきれながら手続きを済ませ商品が届きました。ずしりと重く、間違いなく真空管が仕事をしているアンプでした。
  さっそくスピーカーをつないで音を出してみると、びっくりするほど元気な音が出てきました。ジャズボーカルが生々しく迫ってきました。ただ元気過ぎてクラ シックでは落ち着きがないようにも感じましたが、最近興味深くなっているケーブルの交換で変化が可能か試してみました。予想以上に変化が感じられオーケス トラの品格も感じられるようになってきました。
 ただ、繊細さということでは私の家でいつも聞いているA社のアンプに比べると物足らないのは事実 です。アンプの価格が1桁以上も違うものだから仕方がないと思えば納得できますが、だからと言って絶対にこちらがだめかというと、気分によっては今回の真 空管アンプに魅力を感じることもありそうです。
 高価なものにどんどんエスカレートするのは仕方がないかも知れませんがね使い方でいろいろな楽しみができるのは面白くてやめられなくなってきます。
 カメラでもあきらかに性能の劣るトイカメラのようなものが興味深い写真が撮れたりするのに似ているような気がします。何でもいろいろと試してみたくなり、しばらく止まりそうにありません。

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