2009年7月28日火曜日

LED覚え書き

 ブログのページを使って失敗の恥をかくのもどうかと思うのですが、後々同じような失敗をしないためにメモを残しておきます。もし読者の方が目にしてもちょっとマニアの領域なのでこの項は見過ごしてください。
 スタンドライトをLED化してみると数Wの電力でも結構実用的な明るさになってうれしくなっていつものように寝転がって読書をしていました。
 しばらくすると光が瞬きをして、真っ暗になってしまいました。いつものように先を急いで配線したので、どこかの半田が浮いているのだろうと、基板をはずして調べ始めました。
  調べるうちに半田ではなくLEDが壊れていることが分かり始めました。壊れたLEDも一個ではなく、かなりの数のようです。45個程度を直列に接続して AC100Vを整流してそのまま印加しています。壊れているLEDの大半はショート状態になっています。全体のLEDで電圧を分担してバランスが取れてい るのですが、1個でも故障しショート状態になると残りのLEDにかかる電圧が大きくなって許容値よりも大きな電流が流れ他のLEDも壊すことになります。
  絶対壊れない程度の電流に抑えたつもりだったのですが、LEDは温度が上昇すると電流値が増す性質のため、狭い場所へぎゅっと押し込んだために予想以上 の温度上昇となり、破壊の連鎖が始まったようです。それでも、断線状態に壊れたものがあったので、光らなくなっただけですみましたが、ショート状態が拡大 すると火災の可能性がないとも言えません。
 以前試したときには温度のこもるような使い方をしなかったのと、電流値も押さえ気味にしてあったので安定して動いていたのだと反省しました。今回は自分の手の届く範囲で使うので少し限界を試してみようと無理をしたのがそのまままずい結果になったようです。
  この際、以前から確認しようとしていた電流制限ダイオードCRDを接続して実験してみました。小さな素子で一見頼りなさ気ですが、使ってみるといい仕事を するもので、今までどうして使わなかったのか後悔してしまいました。ただ、接続の向きには要注意で反対に接続しても電流は流れ、仕事をしないことになりま す。
 今後は電流値には余裕を持たせ、さらにCRDで安定した動作をさせることが必要だと学習させられました。

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