2009年7月15日水曜日

真空管の交換

 衝動買いで買ってしまった6V6という真空管を使ったアンプは友人が使っているアンプと同じ真空管なので話題が共通になりそうだと決めた部分もあります。
 話題だけでなく、真空管自身を交換していろいろ変化を楽しめそうだという期待もありました。そこで、早速交換してみることにしました。
 私のアンプに使われていた真空管はいかにも中国で作られたことが明確な、真空管にも漢字が書かれています。その印字も外観も無骨で妙な汚れが有ったり商品として誉められたものでは有りません。商品検査で不良になった部品を使っているのではないかと疑いたくなるほどです。
 友人が持ってきたものはロシア製の表示がある球で、なかなかすっきりとした外観です。見た目の商品価値としてはかなりの格差があります。真空管の中の構造を見ても同じ名前の真空管なのか疑うほど違いが有ります。
 さて本題の音はどうかと言うと、十分違いのわかる音が出てきました。私のアンプは元気だけれども繊細さとか細かい雰囲気とかまで言えるような物ではないというのが印象でしたが、球を交換するとかなり上品な音に変わり、このアンプでもこんな素質を持っているのだと見直させられました。
 すっきりした外観のように、音と見かけは関係するのではないかと思わされました。
 いろいろな音楽を聞いてみたくなります。こうなるとヨーロッパの音やアメリカや我が日本の音も聴いてみたくなりそうですがこれ以上の深入りは禁物です。音が良くなると特長がなくなるような気もします。折角の個性を大事に育てるのも興味深いことではないでしょうか。
 真空管は使い込むと音が変わってくるということもかなり有るようで、どれだけエージングするとかいうことも大きなテーマのようです。

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