2009年7月7日火曜日

スタンド

 スピーカーに適当なスタンドを付けると、音のもやもやが少なくなり、個々の音が明確になってきました。きっちりとスピーカーが固定されると、焦点が明確になってくるのでしょう。
  小型のデジタルカメラが主流になり、プロ用の一眼レフでも高感度の設定が気楽に使えるようになり、手ぶれ防止のカメラやレンズが多くなったせいか、カメ ラを三脚に乗せて撮影している場面が少なくなりました。以前は必ず三脚を使っていたポートレート撮影や記念撮影の時にも手持ちでどんどん撮影していること が多くなっているようです。
 狙ったところに自動的に合わせてくれるオートフォーカスと、メモリーの大容量低価格化でいくらでも撮れるようになると、思いついたらどんどんシャッターを押しまくるようになりました。ひとつのシーンでもいくつも撮っておかないと安心できないような気分になっています。
 一昔前までは一度シャッターを切るとそれなりに費用もかかり、手間もかかるものでじっくりと被写体を眺めて露出を確認し、ファインダーを確認し、もう一 度被写体のタイミングを見計らってシャッターを押したものでした。撮った枚数が少ないと後から、ベストなカットを選択するにも時間がかからず気合をいれて フィルムを見ました。
 確実にひとつのカットを得るためには三脚は重要な働きをしていたのではないでしょうか。ぶれのないシャープな映像を作るためにはもちろんの事、ファイン ダーの隅からすみまで確認し、そりから被写体の動きを見ながらシャッターをレリーズするなどということは手持ちではなかなかできるものではありません。
 もちろん動きの早いなど三脚を構えてじっくりと捕らえることのできないものもあるでしょうが、狙いを定めて瞬間を狙うにはいつの時代にも三脚が絶対必要です。
 写真の撮り方をもう一度考え直させられたようなスピーカーの設置でした。

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