2009年6月23日火曜日

自宅は広い世界

 以前鉄道模型ジオラマのビデオDVDを送っていただいたお宅にお邪魔してきました。
 ビデオに撮影されたジオラマを拝見してきましたが、そのつくりの精緻さ、さまざまなアイディアは事前の予想を上回るものでした。実際の質感にこだわった草原やトンネル、町並みなど表現されていますが、その神経の使われ方が伝わってきました。
  同じようなジオラマで市販されたものを以前購入されたそうで、拝見させていただきました。それは雑誌や新聞に広告が出ていたものを見て私も欲しくはなり ましたが、高価でとても買えなかったものです。それは確かにうまくできているのですが、彼の作ったものと比べるまでもなく単純で平面的な印象にしか見えま せんでした。市販の品物は単独でみればそれなりに立派なのですが、隅からすみまで神経の行き届いた手間のかかったものと見比べるとその差は歴然としてきま す。
 絵にしても、建築にしても、宝石にしても良し悪しは並べてみるとその差は明確に出てくるものだとあらためて感心してしまいました。
  自分で設計し作ったものだけに、自分のお気に入りの列車がきちんと納まるようにレールのレイアウトもできていて、他のさまざまな列車を走らせるには合わ ない部分もあるそうですが、自分のもっともお気に入りの部分にだけフォーカスを合わせるということは、写真の世界にもぴったり当てはまりそうです。
 ジオラマはビデオに撮られた作品だけでなく、奥さんのお気に入りの風景をまとめたものも製作されていてさすがと納得しました。
 しばらく遠ざかっていた鉄道の話をいろいろとさせていただきながら、鉄道模型だけはふみこめそうもないと悟りながら帰ってきました。

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