2009年6月22日月曜日

緑を撮る

 今年の四国は水の大変少ない年になってしまいました。

 早めにやってきたような真夏の太陽が照りつける毎日ですが、そんな時木陰があると気分的にも爽やかな感じがしてきます。太陽の強い光をさえぎるだけでなく、緑の木の葉は心身ともに落ち着かせてくれるような気がします。
 今日は待望の雨が少しだけ降ってきました。もう少し降ってほしいという願望は差し置いて、葉っぱに水玉が光って宝石のような輝きを放っていました。
 こんな緑の葉陰を写真に撮れないかと努力してみるのですが、普通にカメラに収めると緑のかたまりが写っているだけであまり感動は沸きません。葉脈が生き生きと見えるように撮ろうとするとどうしても逆光で写し撮る必要があります。逆光で普通に撮ると緑の葉は真っ黒になるような露出補正が働いてしまって期待通りになりません。葉の色を出すためにはかなりの露出のプラス補正が必要で1EV以上の補正でも足りないことが少なくありません。プラス補正を行うと全体的には真っ白になってしまってバランスが悪くなるときもあります。
 逆光で真っ黒になる部分を補正するにはフラッシュを光らせる方法もあります。カメラによっては逆光を検出すると自動的にフラッシュが光ってくれる場合も少なくありません。人物などの記念写真ではフラッシュによる補正は有効なのですが、葉っぱの精細な葉脈を捕らえたい場合にはフラッシュは平面的な映像を作ってしまって逆効果になる場合も少なくありません。
 どのような画面を期待するかで、さまざまな取り方が楽しめるのが緑の撮影だと思います。撮ったらすぐ液晶画面で確認できるデジカメは大変便利なシステムです。

 明日も雨が降ってくれれば少し楽しんでみたいと思っています。

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