まるで、テーマの定まらない私のブログにもう一つジャンルを追加することにしました。
以前から本を読んだ後、メモをして残していることがあったのですが、その時々に書いたものが、いつの間にか散り散りになりどこへ残したのかすら分からな くなってきました。この際何でもブログで残しておくほうが自分の整理になりそうと、またまた意味不明のブログへ拡散することになりました。
最近、古本屋の100円コーナーから拾ってきた本です。
タイトルは今も通用しそうなタイトルで、まるで世界的に通用しないものが多くなってきた日本の産業の中でも、孤立したかのような携帯電話の過去と現在を見てみようとあえて2000年に出版された本を読んでみました。
ノキアという会社を知ったのは10数年前のビッグサイトで行われていた通信関連のショーでノキアのブースを見て、説明の女性にノキアはどんなことをして いる会社か尋ねると、奥からいきなり大柄の美女が現れて英語でどんどん話されてしまって、びっくりした思いがあります。その時の迫力は一度捕まえたら逃が さないぞという強烈な印象を持ちました。私が通信会社の名刺を差し出したせいかもしれませんが、素晴らしい熱意は他では経験したことがありませんでした。
あのノキアだから世界一になったのかもしれません。北欧のフィンランドと聞くと、ゆったりとした観光くらいしか思いつかないのですが、常に熾烈な競争でめまぐるしく変わっている携帯電話の世界で世界一を続けているのは簡単に理解できないのが本音です。
この本を読んだ後もその世界一の本質的な要因は納得できませんでしたが、国内を主体に限られたパイを競争していた日本のメーカーとの対比は現在の結果につながっているのでしょう。
もう一つこの本では出てこない韓国のメーカーがいつの間にか世界の中で大きなシェアを持っていることはもっと驚異的なことで、この10年の変化がさらに興味深いものと感じてしまいました。
素晴らしい技術を持ちながら世界へ羽ばたけない日本の現状は、未曾有の不況から立ち直れない姿につながっているのかもしれません。
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