「いつも歩いている石手川で、毎回飽きもせず写真が撮れるものですね。?」というようなことを尋ねられることがあります。私自身もそれほど変わらない風景を撮り続けても無駄なような気がすることが少なくありません。
何気なく歩いていると代り映えはしないのですが、その気で眺めていると毎回新しい発見をして、新しいドラマを感じてしまいます。それを映像にしようとシャッターを押した時は、様々な興奮を覚えるのですが、後で取り込んだ写真を眺めるとあまり、代り映えがしないことがほとんどです。
写真は現実の世界から非現実の世界をとらえ、新しいイメージを作り上げる面白さがあります。非現実の世界を実現するためには作りたいイメージ絞り込む必要があり、写し込みたい被写体をとりあげ、それ以外の被写体を画面に入れないために、ファインダーを見ながら構図を考えます。ちょっとしたカメラの動きにより取り込むイメージが変わってきます。
イメージに大きく影響するものに自然の風景と人口の構造物、特にビルのような大きなものは大きく関係します。自然の風景を取り込みたい時は、できる限りビルや電線や舗装道路などが入らないような構図を探してうろうろしていることが少なくありません。
私が歩いている石手川沿いは街中にあるだけに新しい建物が増え、アングルがますます難しくなっています。それだけに毎日撮り歩く楽しみが多いのかもしれません。
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