2009年3月7日土曜日

おしゃれな2Lサイズ

 Fさんの写真展が始まりました。 2Lサイズの小柄なプリントした写真をなんとなく眺めていても面白いと感じるのですが、写真を正方形の端正な額に入れてR2V(アーツビレッジ)の白い壁に並べると、予想以上にしゃれた雰囲気になりました。
 もともとFさんの撮る写真は日頃見慣れた何でもない風景の中から、おしゃれなカットを見つけて関心させられるのですが、整然と展示すると、その姿が一段と映えてきます。写真は展示してみなければ面白くないと言えそうです。
 小さめの写真は全体の構成が一目で入り、全体の雰囲気をつかむことが基本になります。写っていることが何かよりも、色や形のリズム感や構成のバランスなどぱっと見た時の印象が大切だと思います。
 私のような欲張りは、一つのカットにあれも入れたい、これもちょっと入れておきたいとついつい多
くの物を持ち込もうとしますが、すべてをそぎ落として見せたいものだけに絞り込むことはこのような
小型の写真には特に大切だと改めて思い直しました。
 展示を眺めながら、どうしてこのような雰囲気ができるのだろうと、勝手に理屈を考えましたが、面
倒なことなど考えないで面白いか、面白くないか見る人の気持ちでストレートに鑑賞すればいいではないかというのが結論でした。

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