2011年9月22日木曜日

ズームはあり 手振れ補正も パノラマも 機能満載のコンデジ sony DSC-HX5を使ってみました

 ズームレンズの無い高級コンパクトデジカメを張り切って使ってみましたが、もう一つ十分にそのコンセプトを使いこなせないまどろこしさが付いて回りました。
 何か思いが遂げられない焦りのようなものでしょうか。

 そんな時、知人がソニーのコンパクトデジカメを見せてくれました。小さいくせに10倍ズームが付いていて、ハイビジョン動画も撮れる。それに音もステレオで撮れるということです。
 さらに興味をひかれたのはGPS機能を内蔵していて、どこで撮った写真か何時でも分かるという優れモノです。
 カメラを上下左右に振ることでパノラマも簡単に撮れると言うのも大変面白そうです。

 これ一台あれば何でも撮れそうです。いつもの重い一眼レフを提げて歩かなくても、これなら楽に傑作が狙えるかもしれないとうれしくなりました。

 バッグの中でなくてもスーツのポケットどころかワイシャツのポケットに押し込んでおくこともできます。

 町の中でも、何か面白そうなものはないかときょろきょろしながら歩きます。
 あの、古い家は面白そうだなとカメラを取り出し、構図を考えると、どうしてもズームを動かしてしまいます。ズームの無いカメラはここぞと思う所に向けて、ほどほどのアングルでカシャですが、ズームを動かして考えたくなります。
 しばらくやっていると、どうもうまく撮れないのです。

 ポケットから取り出して電源を入れてレンズが飛び出し。それからズームボタンを押すのですが、サクサクと動くのではなく、全体にトロトロと、まるで私のくたびれた体のように反応が遅く、一番問題なのはズームがスッと動くと、ドンと望遠側に飛んでいく感じです。少しだけアップしたいと思っても、微妙な調整がなかなかでくません。何かコツがあるのかもしれませんが、私には余り従順ではありません。


 多分、持ち主によって、忠実に従うかどうか判断しているのではないかと思えるほどです。やっぱり。ズームもピントも手でグイグイッと回せるのが気持ちいいですね。

 レンズのモーターと押しボタンが直結でもなく、その間にコンピューターが入っている現代のカメラはどこか、扱い辛いと感じるのは私だけでしょうか。

 期待のGPS機能もそのうちソフトをインストールしてみようかと思いながら、今だに、一度も使わないで全く不便を感じていません。手に入れる前は面白そうだと思っていたのですが、今の所、何処で撮ったか分からないけど、どうしても調べたいような傑作が出てこないのが原因なのでしょう。もっともっとガンガン撮りまくる人には便利なのかもしれません。


 もう一つ、横に振るだけでパノラマも最初は面白がって何枚か撮ってみたのですが、実際に必要な人はどれだけいるのでしょう。横に振った時、横幅が決まっているようで、ここまででいいんだけどと思っても決められた角度を振り回さないと終わらないのも、面倒に感じたものです。

 肝心のレンズはほどほどにきれいには写るのだけれど、単焦点のちょっと高級デジカメを見ているとどこか物足らないのも事実です。そうじゃないと単焦点のカメラの意味がないじゃないだろうと思いはするのですが、何でも欲しくなるのがユーザーです。

 動画はステレオマイクには興味があるのですが、動画そのものを撮る機会がなく、まるで使わないのが結論でした。
 


 ほどほどに面白がったのですが、この種のカメラで、ちょっと構えて撮ろうとすると液晶画面は日中よく見えないで、手で影を作ったりしながら適当に確認するのがやっとです。

 やっぱり、カメラはファインダーを目につけて、カメラをおでこにしっかり押し付けて、安定させて、画面の隅々まで確認しながら撮るものじゃないと、まともな写真にならないと考える古い人間には、このカメラだけで済ますのは無理だったようです。



しかし、よくこれだけの機能を満載して、そんなに高いと思えない金額で売ってメーカーさんは大変ですね。



新しい機械が出れば、じゃじゃんと次々と買ってあげなくてはと言うのは乱暴でしょうか

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