2009年8月24日月曜日

一日を棒に振る

 何度も話しに出てくる、真空管で飾ったアンプをメインアンプだけで鳴らしたくなりました。何しろ、真空管の回路やトーンコントロールも含めた回路にするとどうも満足した音になりません。
 頑張ってメインアンプは思いの音になり始めたのですが、やっぱり全体の回路を生かしたくなり、元の回路を組み込んだのですが、好きな部分だけでも鳴らせるようにすれば面白いと思い始めて、切り替え回路を付け加えることにしました。
 どうせ切り替えられられるようにするのだったら、真空管の回路とトーンコントロールの回路がそれぞれ入り切りできるようにしたいと、スイッチを 2個つけることにしました。
 ケースを加工して立派な雰囲気を壊してはもったいないので、一時的なもので様子を見ることにしました。
 回路は以前プリ部分を切り離したときに、いろいろと見ていたのでそれなりに想像がつき、具体的にどうするかも決められました。
  実際に配線は写真に見えるようにスライドスイッチを外にぶら下げた、とんでもなく見苦しいものです。配線そのものはたいしたものではないのですが、底板 も基板も大変多くのビスで留められ、さらに巧妙にスペーサーを差し込んでいるため、外すのはとも角、組み立てるには大変な努力が必要です。
 間違えるような配線ではないから、組み立て前の確認も余りしないで、くみ上げて音出しするすると、とんでもない音が出てきました。
 回路をカットしたときは正常なのですが、プリアンプ回路を生かそうとすると、音が出なかったり、とんでもない音が出たりと後悔する結果となりました。
  もう一度分解して、いろいろ確認しても間違いはなさそうです。冷静に考えるととまともに真空管が入ってないことに気が付きました。なーーんだと、きちんと 差し込んでもう一度確認すると、真空管回路の入り切りは政治用にできるようになりましたが、トーンコントロールはさっぱりうまくいきません。
  配線を切り替えスイッチまで引き出しただけなのですが、思いっきり発振してしまっているようです。配線の長さはたいしたものではないですが、それでも発 振が起こると言うことは、回路自身が非常に発振しやすいためだと考えられます。発振を抑えるためトーンコントロールICの入出力回路の何箇所にもバイパス コンデンデンサーを入れてみました。
  発振の状況は変化しましたが、発振そのものが止まる気配がありません。今度は引き出しのリード線をできる限り短くしてみました。これも効果は感じられます が、解決にはなりません。基板上の配線を少しでも伸ばすと異常動作してしまう不安定さがあるのでしょう。変更を加えなくてそのままでも多少発振気味だから 音に不自然さが付いているのではないかと想像できます。
 プリを切り離した状態は悪くありません、真空管回路が入るとどこか歪が加わるような気がしますが、これは私の気のせいかもしれません。
 いろいろと半田ごてを振り回し、実験ばかりしているといつの間にか一日が過ぎていました。
 もうこれ以上、このアンプにはかかわりたくないと言うのが結論になっていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿