2009年8月4日火曜日

単なるゴムひも


 ゲテモノアンプを拾い集めて、あれがいい、こうすれば良くなった。と、取っ替え、ひっ変えして遊んでいますが、音源に使っているCD(DVDにも対応している)プレーヤーがCDを出してくれなくなってしまいました。
  何しろ、かなり使い込まれた品物で、私のところにやってきた時、すでにCDの出し入れはかなり問題で、CDトレイのレールを掃除して、手で助けながら何 とか動いていました。出し入れにトレイを押したり、引いたりするのは面倒になってきて、かなり硬化していたトレイ駆動のゴムベルトの代替に、手近にあった 輪ゴムを使ったのですが、少し大きいものしかなく、仕方なく二重にして使ってみました。動かしてみるとプーリーの溝が狭く入りきれないような感じはするも のの何とか動作していたので、そのまま組み立てました。
 以前のように手助けする必要がなくなり、快適、快適と喜んでいたのですが、ある時、手で引っ張ってもまったくCDトレイが動かなくなってしまいました。少々ショックを与えてもまったく駄目です。
  仕方がないので、CDメカを分解することにしました。このデッキはプレイ中、CDトレイをがっちりとロックする構造になっており、ロックしたまま、ゴム ベルト(輪ゴム)がプーリーから外れていました。あちこち分解して細いドライバーで駆動ギヤを動かして何とかトレイを空けることができました。そのままで はCD毎デッキを捨てるしかないかと思ったほどでした。
 また同じ輪ゴムを利用するのもトラブルの元だし、純正の(あるいは純正に近い)ゴムベル トを手配するのも面倒なので、何か面白いものはないかと考えたと き、以前テレビの料理番組で出演していた料理研究家が適当なサイズの輪ゴムが欲しいときゴム手袋の適当な部分を切って輪ゴムを作れば便利だと言っていたの を思い出しました。
 電気製品にゴム手袋は面白いとキッチンに置いてあったゴム手袋を切ってみました。切ってみて、ゴム手袋はかなり薄いものだと 初めて知りました。この薄さ ではどれだけモーターの力を伝えられるか不安になりましたが、試してみると以前の輪ゴムよりも安定して回っています。止まった時は、また直せばいいとその まま組み込みました。
 ゴム手袋にして一週間経ち、少し力が弱ってきたようです。以前トレイのレールにほこりがたまっていたのを掃除したとき、 塗ってあったグリスも拭いてし まったので、がたがたと動くようになり余計不安定に感じます。次に分解するときにはグリスの塗布もしなければと思わせるように心細く動いています。

0 件のコメント:

コメントを投稿