2010年12月16日木曜日

勝手な、わがまま、がめついアート鑑賞

 本音で私はアート鑑賞などと難しい話はよく分かりません。
 古今東西の芸術を学問にしている人たちはそれぞれの美学が厳然としてあり、それを精細に見て判断されるのでしょうが、ど素人には面白いか、つまらないかが基本ではないでしょうか。

 私が、よく考えるのは、このアートは何処においておくのが一番面白いだろうか。いつも食事するダイニングか、お客様を迎えるエントランスか、ゆっくりと休息したいベッドルームか、それてともいろいろな人の目に触れる屋外に映えるでしょうか。

 逆に我が家に飾っておくのに、一番ぴったりなアートはどれだろう。

 さらにこのアートを見た瞬間はわくわくしても、これを一時間見ていると、どう気分が変わりそうか、一週間見ていると、一か月見ていると、冬と夏ではどう気分が変わるだろうか。など自分の気持ちを変化させると同じものを見ていると、意外に変化して来ます。

 もっと、現実的な見方は、このアートを1万円で買うとすると、隣のアートはいくらになるか? 1万円なら自分で出来るか? 自分の労力で考えると、いくらなら出来そうか。工業製品でないのですからコストパフォーマンスなんていうと、失礼な感じですが、いい、悪いはそんな所でも結果としては判断できるのではないでしょうか。
 
 同じアートでも飾り方によって、見栄えは大きく変化するものです。しゃれたフレームに入れると驚くほど変わるものです。せっかく手にしたアートは照明にも置き場所にも十分気を配りたいものです。

 私が楽しんでいる写真などは、それ一枚だけではまるでゴミのようなブレブレ写真や超ピンぼけ写真も、何かの背景に使うとか、洒落た包装紙に使うとか考えると、びっくりするほど面白い使い方が出来る時があります。

 どこに、どうやって飾るか、そんなことを考えているだけでも楽しくなりませんか。

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