東銀座の地下鉄駅を出てすぐの場所にあるキャノンのギャラリーへは機会を見つけてはのぞいています。ショールームも兼ねていて新製品を見つけて楽しむこともあります。
今回はサーキットを取り巻く様々なドラマを撮影したものでした。さすがに手慣れたプロカメラマンだと思わせる普通では撮れないカットが少なからずあり、隅々まで楽しめました。
私は車のメカにどうしても興味を持ってしまって人よりも機械へ目が行くのですが、サーキットで行われる様々な感動を捕まえて見せてくれ、なるほどと唸らせるシーンばかりです。
写真はカラーで撮影されているのでしょうが、写真のプリントはモノクロにして一部だけをカラーを残している表現方法です。
この表現は自分の思いを具体的に表現でき、より印象深い作品に出来るのではないでしょうか。しかし、写真隅々にまでなかなか見ごたえのあるパーツが少なくないのですが、どうしてもカラーの部分に目が惹かれ全体に目が行かない恐れがあるのは残念です。説明とか記録とかという写真の意味合いよりもいかに感動を与えるかアートとしての説得力を重視する表現なのかもしれません。
昔の銀塩フィルムの世界ではこのように一部をカラーで残そうとすると現像所に細々とお願いしてつくるしかなかったのが、デジタルの世界では素人でも比較的簡単にできるようになり、いろいろ試し印刷することを経済的に楽しめるようになりました。
技術だけを見られると、プロとしての違いが出しにくい難しい時代に入ってたのではないでしょうか。
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