2009年9月30日水曜日

JR北海道フリー切符2600Km




JRに乗って旅を楽しんでいる間にはせっせとブログが書けたのですが、日常生活へ帰ると、たまった課題がどっさり山積みで、最後のブログを整理しようとし ていたのですが、なかなか出来上がりませんでした。旅の総括をしようと大それた事を考えてもまとまりそうもありませんから、思いついたことだけ書き残して おきます。
 今回の北海道フリー切符を利用した旅では合計
2600kmを乗車したことになりました。JRに久しぶりに乗ってみてあらためていろいろと印象に残ったことが少なくありません。
 北海道の幹線ルートは車両も素晴らしく、速度も速く頻繁なダイヤで走っていて大変便利ですが、1歩幹線から外れたルートになるとまったく走っていないに等しい状態です。2~3時間に一本で一両の古い車両がのんびりと走っている程度です。
  乗っている人も、老人か、学生か、物好きな旅行者というのが定型パターンのようです。旅行に使うにしても運行本数が大変少ないため、行きたい所へ乗り継 ごうとしても待ち時間が多く、忙しい人にはとても利用できません。広い北海道だけにレンタカーで走るにも距離がありすぎて大変なのですが、乗り継ぎや駅か らの交通を考えると車が絶対に便利に思えます。
 
JRからしても過疎路線は、仕方なく走らされていて、一応形は残しているが、できることなら走りたくないと感じられます。
 このまま行けばやがては廃線かと想像されます。撮影旅行をするとなると駅からの交通が大変不便でレンタカーでないととても無理だと感じるときばかりでした。
 それが時代の趨勢だから仕方がないじゃないのかと言うと、そんなに簡単に肯定できません。
 
CO2問 題が大きくクローズアッ プされ、老齢化はどんどん進んでいます。安全に長距離を移動するには鉄道は便利です。いくらエコカーが進歩してもエネルギー効率も格段に違うのは事実で す。一度廃線にしてしまうと元に戻すのは大変なことでしょう。高速道路無料化が大きな話題になっていますが、そんなに簡単に片付けられる問題ではないと感 じました。

 鉄道を降りて、北海道 の各地を歩きましたが、さすが北海道 は広いものだとあらためて関心しました。過疎と思われる町の人たちといろいろお話しする機会がありましたが、どの人も「自分の町がいいよ!」と自信を持っ て話されているのが印象的でした。自分の町が一番いいと思えることは大変幸せなことで、これがずっと続いて欲しいものです。

 広い大地の皆さんが愛する町の空気が伝わる写真が撮れれば最高だと思ったのですが、現実は列車の時刻表を追って乗ってばかりの旅でした。今度行くときは北海道の空気を思い切り追いかけてみたいと思いました。



from
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距離(Km)

2005/9/6

稚内

網走

544

2005/9/7

網走

根室

298.7

2005/9/8

根室

洞爺

558.2

2005/9/9

洞爺

函館

153.8

2005/9/10

函館

倶知安

192.3

2005/9/11

倶知安

千歳

139

2005/9/11

札幌

旭川往復

273.6

合計

2601.7

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